★ 朝日新聞 ★
21世紀の歯科医療を考える シリーズ
■ シリーズNo.3 ■
企画・製作/朝日広告社
機能的役割はもとより、
審美的回復で満足を得られる 歯科インプラント療法 ○
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執筆:阿部成善 (あべなるよし) あべ歯科インプラントクリニック院長 発行 2002/05/24
人は他人と話すとき、どこを見て話をしているかと言えば、視線は
特に目と口元に集中する。(ヤーバスによる)
口元はいつも人前に晒されてそのひとの認識の対象となり、美、醜
や心の表現の対象となっているのである。それだけに自分を美しく
見せようとするには、口元の美的調和が必要となってくる。人間は
加齢と共にあるいは虫歯や歯周病などの進行により口元が段々と醜
くなってくることが多き。歯の配列、形、色や噛み合わせに狂いな
どにより、上下の唇のバランス、緊張、緩みなどが現れてくる。
従来により虫歯の治療などにより顔全体と歯の均整のとれた修復や
並びかえが行われてきたが、歯を欠損してしまった場合、その回復
はもっと複雑となってくる。
隣接歯を削りそこより橋を架けていわゆるブリッジと言われる歯を
作成する、また欠損が大きくなったり、多くなったりすると入れ歯
を入れざるを得なくなる。
しかし機能的、美的に最も自分の歯に類似した歯で修復できれば、
Quality of Lifeは素晴らしいものとなるであろう。
現在のインプラント療法がそれを満たしてくれるであろう。
1990年代よりインプラント療法は機能プラス審美的回復を目的とし
て発展し、現在ほとんどのケースにて充分満足して貰えるまで修復
治療ができるようになった。
例えば先天的両側側切歯欠損の場合でも、両隣接歯を削ることなく
インプラントにて審美的修復が可能であり、また交通事故にて多数
の歯の欠損のケースでも、インプラントを植立すれば、審美的にも
修復ができる。コントロール良好の糖尿病患者さんの多数歯欠損に
対してもインプラント植立により審美的にも満足が得られるように
なった。
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