○○★ 朝日新聞 ★ 21世紀の歯科医療を考える シリーズ○○○ |
企画・製作/朝日広告社 患者さんの望むインプラント療法とは? ここまで進んだインプラント 執筆:阿部成善 (あべなるよし) あべ歯科インプラントクリニック院長 発行 2003/06/12 ○ |
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歯科インプラント療法が臨床に行われる前は、人は歯を無く した後はどのようにして、食事を取っていただろうか? ・抜歯したまま、 ・欠損の両測に歯があれば歯を削合してブリッジを作製した ・入れ歯を入れた。 抜歯したままにしておくと口の中は隣の歯 は倒れてくるし、 噛みあっていた歯は飛び出し、噛み合わせはめちゃくちゃに 崩壊してくるのである。そして肩がこったり、腰が痛くなったり する。両測の歯を削リ、ブ リッジを入れれば、綺麗な歯を削る こともあり、また被せた歯の負担が多くなる。また入れ歯はまず 大きな異物が口の中に入ることで気持が悪いし、噛む力も自分 の歯の半分の力も出せなく噛めない。架けた歯が直ぐにだめに 成りやすいなどの欠点があった。
インプラント療法は以前からあったが、1970年代になって 骨と癒着するインプ ラントが出現した。自分の歯のように良く 噛めて、隣の歯を傷つけなく、取り外さず、 異物感のない歯が 入れられるようになったのである。またこのタイプは長期安定性 が得られた。1990年代になって自分の歯と見た目には変わら ない審美的に満足のいけるインプラントの歯が入れられるよう になった。骨が吸収したところには骨を作り、 そこにインプラント を植立できるようになった。しかし患者さんはまだまだ満足いか ないところがありました。植立して噛めるようになるまで、3ヶ月〜 6ヶ月かかるん です。1998年になって、植立後すぐに噛めるよう なインプラントの表面が考えられた。骨質の条件がよければ6週で、 インプラントの歯で噛めるようになった。血液が治癒途中で凝集し てもインプラント表面から離れず、治癒がインプラントの表面で直 ちに始まるから、早く噛めるようになったのである。また、2003年 には抜歯後直ちにインプラント手術ができるようなインプラントの 形態までが考えられた。ここ に条件が整えば、早期治療、早期 機能回復が可能になったのである。機能回復、審美 回復、長期 安定性の獲得、早期治癒のインプラント療法が現在可能となった のである。 Quality of life を考えるにインプラント療法がいろいろ な面で有効であると考え られます。
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